痛みに対処・脳の誤作動

       

               

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痛みに対処する・脳の誤作動を止める


うつ病や不安症のときの痛みについて


自律神経のページでも書きましたが、うつ病や不安症を持っていたり強いストレスがあるときには、しばしば体のあちこちに痛みが発生しやすくなります。脳が疲れきっているので、脳が情報を正確に出せなかったり、体を統制する脳が疲弊するとすべてにそれが伝染するような、そんな感覚すら私は持ちましたが、それが正しい理解かどうかはわかりません。しかし、医者がその原因と理由を説明してくれることもありませんでした。だから、自分で理解するしかなかったのです。理解しないと不安だけが増大して、さらにストレスが増します。悪循環に陥ります。

ここでは、自分が感じた痛みの原因と痛みが長引いたり大きくなったりする理由を書きます。

痛みが起きたり長引いたりする原因

痛みは、もちろん怪我をしたり内蔵が悪くなったりすれば発生します。それは当然あるべき痛みです。ただ、ここで書く痛みは、不安症や自律神経の乱れ、うつなどの副産物的に生まれてしまう痛みについて書きます。

自律神経のページでも触れましたが、痛みを感じるのは脳です。脳が正常なら怪我したときにような、あるべき痛みを正確に伝達して我々に知らせてくれます。ただ、ストレスを受けている状態やうつ病などがあると、その痛みを感じる機能をつかさどる脳のパーツがつかれきってしまうらしいです(これはすでに様々なところで学術的にも確認されています)。なぜなら、ストレスをコントロールしたり不安を抑えたりする脳のパーツと痛みを感じるパーツが同じところだからです。

うつ病や不安症、自律神経症などになってしまったとき、突然腰痛がおきたり関節痛がおきたり手足がしびれたりしませんか?胃が悪いと思ったら、そこが余計に痛くなったりしませんか?ちょっとした痛みが気になったら、それからさらにどんどん痛みが増大したりしませんか?もし、わけもなくそういう現象に悩まされているなら、それはストレス脳によって作られている痛みかもしれません。つまり、痛むところにはほとんど大きな原因はないのです。

ストレス循環イメージある知人は、うつ病のとき慢性前立腺炎と診断されてから、そこを気にしていたらどんどん痛みが増して消えなくなってしまっては、薬を飲み続けてもダメでさらに治らず悪化したと教えてくれました。結局は、医者に頼るのをやめて自然体で受け入れて痛みをやり過ごせるようになったとき、激しいいたみが次第に減っていったということです。結局、そうやって痛みは作られているのです。

痛みを感じるとそれを認知すると同時に、われわれはストレスも感じます。痛いので当然です。痛みが治るまでには、ストレスもだんだん減って最後には元に戻ります。これが普通の痛みの治り方です。ですが、脳にストレスが最初からあると、すでにストレス脳は誤作動を起こしやすい状態になっています。そのため、小さな痛みにも大きな不安を作り出し、それが脳の痛みに対する過敏性をさらに高めてしまい、結局はその誤作動の脳が痛みをどんどん大きくしてしまうのです。

腰痛の患者の8割以上はこういったストレスにより痛みが起きているとするレポートも今では真実として語られいますので、脳が痛みをコントロールできるかどうかがこの場合大きな分岐点になるのでしょう。

脳が疲れていて誤作動を起こしている状態が、不安症やうつ病の人の脳であるなら、間違いなく体の痛みは脳が作り出したり拡大したりしています。そして、自律神経のところで書いたとおり、原因もなく痛み始めるときに自律神経失調症という状態から起きる痛みもあります。

痛みには、ストレス脳の誤作動が原因となっていますが、そのストレス誤作動を起こす脳を作り出してしまっているのが、不安症やうつ病や自律神経失調症という病気なのだろうと思います。なので、これらの病気はすべてが親類同士のような関係なのです。

これは悲惨なほどの痛みに悩まされた私自身が治っていく過程で確信したことです。正しいかどうか、わかりません。おそらく医師も正しいかどうか言ってくれないでしょう。ですが、私が患者として自分を観察して行き着いた結論です。私はこれを「理解」することで、痛みを管理コントロールできる脳を取り戻しそして元に戻れました。なので、私にとってはこの回答で100点だったと思っています。


痛みを消すために


では、上記のような痛みをどうやって断ち切るかです。

まず、痛みを消そうと思って努力してもおそらく簡単には消えてくれません。なぜなら、自分の脳が引き起こしているので、脳の状態が治らない限り(ストレスが消えない限り)痛みも継続してしまうからです。

まず、痛みの原因を「脳の誤作動であり、うつ病やストレス障害が消えれば痛みも消えるのだ」と理解することです。そうするだけでも、少し痛みは減ります。なぜなら、脳が理解して不安を減らせたからです。脳のストレスが少し減ればそれだけ痛みも減るのです。

全部消えるまでには、時間はかかります。消えて行っても、ときどき思い出したようにまた痛みが戻ってきたりします。誤作動が消えるまでにはそういう過程を辿ります。自律神経が治るまでにも、同じように乱れは忘れた頃にまた出てきます。それは体や脳が記憶してしまった「悪い習慣」のようなものだと思います。でも、それに惑わされないことです。「ああ、またやってきたね。ごくろうさん」くらいに対処できれば、またその不意な痛みは消えて行ってくれます。

そんなことを繰り返しているうちにでも、「原因はストレス脳だから、いずれ消える」という信念を維持すれば痛みはさほど増大せず、次第に軽減していってくれました。そして、鬱や不安症がなくなる頃には、自律神経も戻り始め、そして脳の誤作動もなくなっていくことが自覚できました。

長い時間がかかりました。ですが、痛みは消えたのです。このタイプの痛みは、つまりいずれ消えるのです。




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