ストレス社会の癒し, 癒す毎日

免疫力、自律神経とストレスについて

人間の体で、健康維持に最も大切な機能は免疫です。それは、外敵から身を守るだけでなく、体の中で生まれるがん細胞や心身のさまざまな病気の因子をすべて駆逐してくれるからです。極端に言えば、免疫さえ強く保っていれば、薬もなにもいらないとすらいえます。その免疫を強くするのに大切なことはストレスをためないことです。そしてそのためには癒しは非常に重要なのです。

すべての病気の回復力は免疫力が最大の決め手となる

よく人は病気になると病院にいって薬をもらって病気を治そうとします。そして、それは大方有効な場合も多いでしょう。風邪をひけば、その症状をとめる。胃が痛ければその症状をとめる。それは正しい西洋医学の方法であり、間違っているとは誰もいえません。ただ、それだけでなく、医学には最近では免疫などを増強することによって病根を断ち切る、つまり症状をとめるのではなく、病気になる体を変える(体質を変える)というコンセプトでのアプローチがあります。その最たるものが免疫療法であり、免疫を知るといかに人間がストレスにより病気になり、自律神経を乱しているかがわかります。そのストレスから免疫までを知っておくと、自分の心身の癒し方も次第にわかりやすくなってきます。

 さて、人間には生まれながらに外的と戦ってくれる免疫という機能があります。これは、あらゆる病気や外的から自分自身を守ろうとしますので、この免疫力が強いほど、人間は健康でいられるという一定の理解があります。もちろん、さまざまな病気はさまざまな原因で起きてきますが、まずほとんどの病気はこの免疫が機能しないために生まれるといっても過言ではないはずですし、そのような研究レポートは数多くあります。そして、その免疫機能が落ちてしまう最大の要因は過剰なストレスなのです。

では、ストレスを軽減して免疫機能を高めるにはどうすればいいのでしょうか。

この免疫力増強についても、実に数多くのレポートや情報があります。ですので、ここではある程度よく見る情報であり、それが大きな誤解を生んでいない情報を取り上げたいと思います。

免疫はストレスとの関係がもっとも大きく作用する

免疫はストレスの影響を非常に大きく受けるといわれています。これには、諸説ありますが、第一にはストレスという厄介なものが人間の体や心に定着してしまうと、それが次第に心身の重荷になって、いつも健康であった心身のバランスを崩していきます。それが、心に出れば精神不安や鬱病になり、体にでれば、胃腸障害から呼吸器障害、循環器障害、皮膚や神経にまで障害はおよび、果てには癌にすらなる可能性があります。ストレスはすべての病気の原因である、とすら言われるのは、このようにストレスが次第に蓄積していって、人間の抵抗力を超えていってしまうと、そこでキャパシティオーバーとなった体は病気になり、心も疲労すれば精神が不安定になるのです。

そして、ストレスがたまっている状態が続いていると、人間は緊張が続いている状態になり、心身とも休みがない状態が延々と続くことになります。その緊張が高まっている状態が続いていると、結局は内臓の循環にも影響し栄養バランスが悪くなったり悪いことが次第に増えてきます。その極端な状態が自律神経失調症という、自分の体を律している神経がバランスを失った状態となるのです。

もっと言えば、ほとんどの鬱病患者や精神不安で悩む人たちは、このストレス過剰状態です。ですので、とても簡単な癒しなどできるわけもありません。そのような場合、癒しを行うということは、ストレス過剰を変え、精神の緊張を解くところからはじめることになります。その方法論として、ストレスと自律神経、そして免疫の機能を知っておくことは大変有意義なことです。

自律神経の動き

人間の自律神経は、交感神経と副交感神経でできています。交感神経とは、神経集中して意識が張っているような状態で活発になる神経です。なので、ストレスがたまったりして緊張が続いているとこの交感神経が忙しくなっていて、いつも心身が休まらないような気持ちになっているはずです。逆に、夜寝るときや休職で体も心もゆったりしているようなときは副交感神経が大きく心身を支配します。この副交感神経の強い状態ほど、ストレスは解消さてていき、自律神経も本来の動きに戻ろうとするタイミングになるのです。この状態を長く維持すれば、ストレスは減り、自律神経は元に戻り、結果免疫力もアップすると考えられるのです。

ここで理解すべきは、ストレスを多く抱えている精神不安の方は大方、副交感神経が交感神経に負けている状態です。大きな病気を抱えている人も、たいていは交感神経が過敏な状態の方が多いのです。そして、交感神経が過敏であるほど、実は免疫力は低下すると言われています。

自律神経と免疫の関係

自律神経が正常であるほど免疫も正常な動きとなり、外的に大して強い抵抗力を持つようになるのです。とうことは、免疫力をあげるためには、自律神経を正常に保ち、交感神経よりも緊張感の少ない副交感神経を優位にしておく必要が出てきます。それによって、ストレスにも対処しやすい体になり、精神不安や大きな病気からも身を守る免疫が常に稼動している状態となるわけです。