スピリチュアルマジック

マジックと宇宙の摂理

 私たちの知る「時間」は、多くが生きている間に流れている人生という時間です。その時間の中で私たちは喜怒哀楽を経験しては、人生の意義を語ります。それは、われわれが人間であるからです。当然ですが。

さて、人間でないならどうでしょう(おかしな言い方ですが)?

それは「人生の時間」ではなく、「万物の時間」がそこに流れていることになります。万物の時間とは、大宇宙が誕生してから今に至るまで延々と流れている時間のことです。そして、この時間をもつ宇宙はわれわれのすべてを取り囲む母体でもあるのです。宇宙の時間というと、なんとも壮大な話ですが、さもありません。われわれは、みんなこの宇宙時間の上で生きているだけなのです。その宇宙時間の中にある「一部の時間」を、われわれは人生の時間として体験するだけです。

宇宙は200億年前に誕生したと言われています。そして、その宇宙が始まる前には、空間もなく、時間もない虚無の世界があったといわれています。これ、想像できますか?まず、誰もそれがどんな世界か想像もできません。時間も流れていない、光もない、物質もない世界…です。しかし、私たち全員が、その虚無から誕生して今に至っているのです。人生の時間は、その後の一部を使っているだけですが、確実に私たちの心身はその宇宙の起源から由来しているのです。

宇宙は、私たちが知らない次元でこれまで継続してきましたし、そしてこれからも続いていきます。そこには、万物が過ぎ去っていく「宇宙の摂理」があります。植物も生まれては枯れ、生命は生まれて死に、光すらブラックホールにより吸い込まれていきます。万物は、結局宇宙の規則によって始まり、終わります。

しかし、私たちは宇宙のことをほとんど理解していません。これは、驚愕する事実です。これだけ、万物の摂理をわれわれに与えている宇宙、われわれを支配している宇宙を、私たち自身は知らないのです。光という4次元の世界を解明した天才のアインシュタインですら、宇宙を理解できませんでした。アインシュタインですら、宇宙にかんしては神の存在でしか説明ができない部分を残しました。

この「未知の世界」とはいったい何なんでしょうか?もちろん、永遠に解明できないことかもしれません。しかし、未知の分野はあまりに巨大です。そして、その未知の分野こそ、われわれの時間を支配し、始まりと終わりを万物に与えているともいえます。

宇宙は未知です。しかし、そこには私たち全員が従う「万物の法則」があります。魔法とは、基本的にはその法則を得ることだともいえます。単に「そこにあること」なのです。しかし、誰もわからないことなのです。「存在するのに、わからない」これが魔法です。なので、魔法という言葉はちょっと意味が違うかもしれません。「わからないこと」なら、魔法ともいえますが、「絶対に存在すること」であるなら、特に「魔」という魔物扱いする必要もありません。魔法は、あるのです。そこにあります。ただ、それを私たちは知らないのです。

その未知のものに私たちは従順に生きているだけなのです。そして、それが「時間」という流れでしか表現されないというのが、この地球上での意識なのです。